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2016/01/12   官 旺の壷

秦檜に訂正致します。

特記として官鬼。高宗のボックスの法(幅と高さを同法にすること) また義がない。

横幅最大は苦の官鬼(はかりごと)その高さも苦の官鬼。

欽宗、徽宗に対する官鬼とは、違う世界の壷のようです。

右 弦紋の法。上から苦の劫財、官鬼。わなにはめられ、すべて奪われた。

中 旺の進宝がふたつ。王として私がしてやれることは、こうして壷を作り、贈ることだけ。

下 害の死絶、病臨。やがて病を得て没する。


官鬼、病臨、死絶がメインテーマ

弦紋(メッセージ)は上から苦の劫財に、もう一度苦の官鬼。中は旺の進宝が二つ。下に害の死絶、病臨。

官鬼に病臨、死絶とは、プロファイルでは、多くの場合、はかられて毒殺されることです。

災至 劫財

害の災至は、やや同情した、だから言ったろ、いわないこっちゃない、という帝の気持ちがする。

まあ、こうなったのは、すべて、お前さんが悪いんだよと高宗は言っています。

劫財自体は未だ存命中。字のとうり、財すべて失う。

死絶があるので、この場合は、亡くなります。


義がないので、地位を奪われた。または、初めから縁故関係がないとなる。


おもいっきり、憂鬱な色。高宗の気持ちなんでしょう。

立派なんですが、こういう壷で口の大きく開いたものは、およそ法が悪い。

左から唐 神州鈞窯、北宋汝窯、南宋修内司窯二つ


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