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唐代をすでに御覧の方はもうご存知ですね。
この黒柚メダリオンの小壷 一体誰のお墓からでたのでしょうか 答えは下に書きま。
黒ゆうは、コバルトに変更します。旺、皇太子を取っ手の龍に表す。




2006 8/18 2013/08/12 更新

被葬されたのはどうやら高宗武后の長男 李弘 毒殺の噂のある皇太子です

徽宗帝が上の小壷を汝新窯で兄哲宗の為わざわざ作らせた背景
やはり兄は毒殺された 官鬼から大臣達の陰謀と知れます

ライトの反射から、並みの黒ゆうでないことが、伺えます。土はざらっとして、悪い。
しかし、ゆうに三彩ゆうの、コバルトを、厚くして掛ける模様。
せめてもの、親心でしょうか。

汝新の壷は語ります (磁器プロファイリングから)
徽宗は兄の遺骸に向かって叫んでいます

 言わないこっちゃない! こんな無残なことになってしまって
 なんでこうなると兄貴は分からなかったんだ!だからいつも言っていたじゃないか

汝新窯 取っ手の龍は水を飲む龍に変えられています 水を飲むとは天下を獲る旺の意

余談ですが唐代のメダリオンの小壷について
李弘の墓 死についてあまり知りません 宋 哲宗にくらべわざと後世 皇太子の墓と知られないように
旺のきんを用いず こういう見過ごすような壷をいれた特段の事情が背景にあったと分かります

これらを徽宗帝も また陶家も帝の身近にいて良く知っていたと またなります
陶家はそんな徽宗帝の心を知って 悲しみと やるせなさにいきどおる徽宗帝に静かに語り始めます
 
昔 唐の時代 今と同じ乱世の中 官のはかりごとに会い短い命を落とした皇太子がおりました
 帝も良くご存知の高宗の子 心優しき李弘でございます
御覧の この壷が焼かれ墓に入れられ 今日ここに伝わりました
 母は親鳥 二人の息子はえさをついばむ小鳥にあらわされております

目を閉じ静かに陶家の話を聴く徽宗帝 御年 20才 やがて目をあけるときっぱりと透き通る声でこう伝えます


汝に伝えよ あらたな窯を興せ 兄の御霊(みたま)を鎮めるのだ

ぼんくら 繊細過敏な風流皇帝 いえいえそんな皇帝にこれほどの新窯が興せるハズがありません
壷は人格を語ります 陶家 窯人の帝に寄せる信頼も感じさせます

今に残された汝新の壷 宋の歴史も恐らく後世大きく隠される運命になります


なぜコレクターは宋の汝と唐の小壷を一緒に持っていたのでしょう
なぜ日本に一緒に送ったのでしょう 
そしてどうしていままで気づかなかったのでしょう


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左 親鳥 右に小鳥が二羽 庭のえさをついばんでいる 上に小さな花が二本寄り添って咲いている



瓢箪にじゃれつく二匹の獅子 稚龍かもしれません
瓢箪は唐の武后でしょう 彼女のトレードマークです
母に甘える二人の子 そう解釈もできます 柚裏紅は元というお話も軽々と信じてはなりません


H300 興の添丁 獅子義の財旺 苦の無嗣 苦の官鬼 苦の失脱 胴害の病臨
幅 口6角 丁の登科 
獅子旺の旺 胴苦の去財 高台旺の天徳 

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