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 三彩人物ヨウのすべて
2006 8/3 
2008 3/2  3/9 金糸鉄線 更新

おなかをはだけた安禄山 

右手に槍をつかみ左手に刀を差し出しています
ヨウはガウン姿 三彩の原則とうり刺客に襲われた、その瞬間を写しています 目が悪かったと言われています そんな感じです

講談師、見てきたようなウソをつきと日本では言います 三彩は見ていたように写されるとなります
およそ文字の歴史は隠されます 本は焼かれます
陶器 磁器は1000年経っても残りました
写真をクリックしてください
 

2006 8/17 追記
ヨウは御覧のように通常一対で作られ柚を変えます 型は同じものを用います
 楽人傭(ヨウ)も普通伴いますが当然 型がかわります
復古品は作りやすい順に陶傭がやや多く三彩に少ない 陶ヨウはあまりに墨の線で目鼻を綺麗に描いた物は避けます
三彩の手を抜いたものは避けます 安楽の椅子を御覧下さい 包金GOLD PACKは尚少ない
又当時は墓作りがブームですから歴史のスター達を真似た人物ヨウ、動物ヨウが多く作られたと見ています


貴妃墓 玄宗墓からは多くの動物の三彩が出たもよう これは蜀行と呼んで都長安から皆で落ち延び
途中楊貴妃を失う事からその模様を忠実に表したからでしょう

玄宗の馬は皆素晴しく包金されています 皆悲しげにいななきまたうなだれています
ラクダは同じで上を向き叫んでいます のちこれらを模倣したものが貴族に好まれます

ラクダの鬼の魔よけは貴妃墓以降です これも好まれたモチーフのようです 時代判定にお使い下さい

包金も一つの手がかりになります 人物ヨウ 唐三彩の壷 動物ヨウ ほかあれば玉 青銅器など
今後わが国でこれらの研究が学際的にまた個人の趣味で構いません 研究が多いに進む事を期待しております 

安禄山のヨウが最近(2004年)出ました

国賊というならヨウは作られないのでは、また下に書きましたが金糸鉄線の宝の磁器は入れないはずです
玄宗が安禄山の豪華なヨウを作ったとすると内心悪いことをしたと感じたのでしょう
形のうえでも安禄は義理の子です おまけに貴妃の子がいればなをさらでしょうか
玄宗が国をアンロク山にゆづるつもりでいたことがこのことからわかります
それゆえ玄宗も子から国を奪われます



無銘の金糸鉄線物 急に無銘になる訳がやっとわかりました
ペルシャ風の銀の水差し、コップなど特異です 生前玄宗は多くの
銀器をアンロクに与えたと史書に残ります 


無銘にしたのはアンロクの墓に入れる為と解せます
公には出来なかったのでしょうか
楽人ヨウはこうして主人公の面影を写すことが分かります
いずれにせよ、主人公のヨウは包金されたものがあり、アンロクならこんな楽人ヨウを伴うでしょう
   
これは踊り子 ほとんど全裸です
   
   
   
最近コピーを見ました 本家はとても大きく送料もかさみます 今回は収蔵できませんでした

 
2006 8/17

収蔵雑感
 お暇な時にお読み下さい


 たとえ一時代といえ1300年前といえ およそ長安 洛陽の壮大な遺産を当方ですべて収蔵することは不可能です
 きん窯しかり ましてやこれらヨウまではとなります やっとの思いでイトク 永泰の三彩の壷を集めたことが懐かしく思い出されます

このあまりに不透明でいい加減な(わが国だけの状況か知りませんが) 中国古美術業界
今世紀的 21世紀的解釈と価値基準を当方なりに持ち得たい
そんな想いからファンデファンはスタート致しました 折りしも名古屋では中電古美術騒動がありました


高邁(こうまい)な理想は高くつきます
永泰公主の楽器 三弦の琵琶 これと金糸鉄線はコストが同じです
しかし日本の市場価格 価値は全く違います やっとの思いとは当社プロファイリング手法確立のためといえばあまりに体裁を構ったことになります
実際は 永泰の副葬品の全容を知りたかった できれば収蔵したかったも本音です 
知れば所有欲はずいぶんなくなります また知ればガゼン欲しくなることもあります 


金糸鉄線
 主なものが日本に現在あるのもおかしな感じですが、緊急避難と考えてください いくら戻したくても50年はかかります
今後これらを50年以内に 一括収蔵可能な美術館は故宮以外ではメトロポリタンしかないでしょう 
しかし従来ならいざしらず中国が国力をます今世紀 また100年たてば民主主義も根付くでしょう
米国に飾るのはもう時代錯誤です わが国のとりあえず御覧のバーチャルなPCミュージアムが彼らのしばしの憩いの場になりました

ジェット戦闘機 わずか一台分の宝物
4000年の歴史と文物を誇る中国 1000年を越す近代磁器の宝 わずかこの50年ほどの皇帝のあやまちでこの6年間に国外に出ざるおえなかった中国の国の宝 
現在なおコミュニスト達に反省はありません そのくせ国の宝を買いあさるものども 買った宝 奪った宝は戻せ戻せと言います
今世紀法律が変えられこうして国の宝を売っても国外に出してもいいとなりました
20世紀ですと 無期懲役か場合により死刑 死んでも金という方は少ないので多くがこうして本土にありました
これら唐代に限らず全時代の磁器 
磁器に限らず故宮から四散した多くの清王朝文物がわずか ジェット戦闘機機一台分で故宮に今なら戻ります 社会主義は功罪の多いシステムです 

昔話
戦前 扇一は明の皿 清の磁器の仏さまを中国視察の折求めました
仏は高価で 手持ちの金で足らず日本から送金させようやく買い求めたそうです
家一軒分 今の2000万から4000万です
上海が世界一豊かな国際都市であった時のはなしです
中国と当方を結ぶ ほぼ唯一の遺品になりました


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