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 三彩人物ヨウのすべて

“ 僕の可愛いてんと虫ちゃん ”
どうやら玄宗皇帝は貴妃をそう呼んでいたらしい 銀器参照

楊貴妃 絞首のヨウ

びっくり目とクビリ跡が特徴です 1回目のお墓に入れられたのでしょう

包金飾りに小さな三角の葉が入りますがないもの、部分使いなど、慌ててつくられた模様

 びっくり目はイトク太子もそうですが当然悪い死に方(殺され方)でしょう
 三彩は見たまま、あったまま、生き写しが原則の見本です


これらは楽人ヨウです 6体ほどあります

 



これは恐らくお墓に入れられた最期の
鈞窯と考えます
理由はまず法の中に入る大きさであること
 

銘は武則天の時代の3銘のひとつ
華芸きん窯です 玄宗に伴って長安に移ったのでしょうか
現代ぼう古品は1997年星航で再現されたことは前述の通りです
写真をクリックして下さい
玄宗がこれを作らせたのか? 誰にも今となっては分かりません
もしこんな壷としたら、最期の貴妃の苦しさが伝わります


ご参考 現代 星航きん磁
今後もがんばってもらいたいものです
 

やがて玄宗が都長安で大きな壷を沢山残します ユウは本当に薄く透き通り信じられません
 コピーは強い表面になります

ついでながら


バカイ駅に貴妃を葬ったと言う話はどうも真実ではないようです

理由の1 蜀行(玄宗達が蜀に逃げた)の時、
貴妃なきがらはラクダの背に乗せ運ばれた明代の画


資料です


左のラクダの背に楊国忠の遺骸、右のラクダに楊貴妃が見えます




このラクダに乗せられた袋 貴妃と考えます

解説にはありません



理由の2 ラクダで運ばれる貴妃
  (といってもカカンの飾りが付いた鹿)

これを見つけたときは興奮しました
白磁のヨウは極めて特異です




ちなみにいとこの楊国忠は絵の左のラクダに積まれた遺骸です 

切り刻まれ恐らく全身はもうないのでしょう
赤い服から出た足が覗いています

解説になぜ書かれないのか不思議です
誰も興味がないのでしょうか

明代に描かれた絵 下の三彩を見て描いたのでしょう



楊国忠のヨウはラクダに積まれた鬼の面の荷物となって作られたもようです


楊国忠は皆から嫌われていた証拠でしょう
このころの貴族には玄宗楊貴妃は伝説ではなく
週刊誌 テレビで毎日見るスターのニュース セレブの話題

いいえ生死を掛けた現実で我が子 后に貴妃を似せて傭(ヨウ)を作らせます

コバルトの三彩 加えて包金飾り 相当な思いいれ 実に稀です


珍しい練り上げ手です
鬼を乗せた動物はラクダのほか見ません 最初は魔よけと思いました


故宮HP 上の練り上げ手の説明文です ここでは鬼を飾りと呼んでいます
高87cm
  二こぶ駱駝であり、両こぶの間に
獣頭の飾りのついた荷袋が掛かり、両側にシルク、水壺などがかっている。
駱駝は首を伸ばして口を大きく開けて、歩いている様子である。
シルクロードの長旅で奔走する情景を再現している。
この唐三彩駱駝は、体か大きく、情姿態が生き生きとし、
釉色も明るくて、唐代動物塑像の佳作と言える。


現在、三彩人物ヨウの包金飾りは多く市場にあります
注意深く探せば30人、50人になるのでしょうか

そのなかでも楽人ヨウの包金飾りを伴った人物ヨウはとりわけその時代に重要な意味
があったと思われます きさき、皇女が多く、皇帝はおよそゼロ、皇太子も極限られます
 
このヨウが貴妃と思う理由は、武即天、アンロクヨウと同時期に売りにだされた事
副葬品の金、銀器、漆器、玉など普段見ないコレクションであった事
きん窯のコレクションの中にあった事などです

初めて見たときは、不幸な方だと、まず思いました


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