高宗武后期 はじめ無銘の単貫入(有色)青磁が作られたもようですが 
やがて赤と黒の二重貫入磁器がわずかに作られた模様です

唐代 米色哥窯




 
義(身内)への贈り物です 官(役人)への下賜品です
 器形は越磁秘色に復古されます
   
左 南宋 奉華銘   右 唐代 中宗期 

それらは晩唐期五代 出土されます 宋代以降は 大変 皇帝に好まれます
皇帝 それも男性の皇帝( 唐 則天武后 以外 )にやはり人気です

前列 左端唐代 中と右 南宋 うしろ明代(と言われて売られています)


唐代貫入磁器の変遷

唐代リストを御覧になるとおわかりのように各男性皇帝はそれぞれの貫入磁器に思いを込めたことがわかります
唐太宗の経壷は性同一性障害の皇太子にあて内側が赤色 外はあずき柚を白濁柚で隠し柚裏紅の趣
ごく小さな透明に近い貫入が見られます

高宗の磁器は残念ながら妻 則天武后と重なりその存在がわかりません
しいて探すならひょうたんの磁器 こちらは玄奘としておきましたが
紅斑 青磁 緑柚となんともにぎやかです

たまごとひょうたん 
 バイヨウ経は卵。 連卵はまさに経そのものです。小さなひょうたん5つに守られる



 貫入といっても初期 または 原始貫入とでもよぶのでしょうか


左2点 初期 貫入磁器と思われる
写真をクリックしてください 


貫入 心も割れている その現れ

大きな割れ 15センチの縦にびしっと割れた貫入 貫入そのものをここまで壷に残したのは武則天ですが
母の愛のものすごさを感じさせます お腹を痛めた母ならではの悲痛でしょうか

 長安 高宗武后  イトク墓
 金糸鉄線
アンロク山墓
白哥窯
長安 玄宗墓
黒哥窯
たまごとひょうたん 
 バイヨウ経は卵 連卵はまさに経そのものです
小さなひょうたん5つに守られる
周のおわり 水割り貫入
法は旺官義
貴妃アンロク
と玄宗か



 北宋 哥窯 (徽宗官窯)

徽宗帝の茶目っ気は唐代 高台の茶の飾り柚をなんと上の口の飾りに用います
また貫入を中の図柄までは規則的に縦に細く入れ上の方はやや乱れます

これほど磁器に対してこだわりを見せた皇帝も珍しい 元明清と長く宮中に置かれた模様
写真をクリックすると詳しくなります

北宋 徽宗官窯 すっきりとしておしゃれです

高台は無柚 唐代すりあげの模倣がわかります

官の文字と丁寧な図柄は帝自らかも知れません
なぜ両故宮に残らなかったかという疑問は恐らく
そんな訳があったからでしょう 清代皇帝は自ら
家臣の為に絵筆を握ります

南宋 高宗コレクション 高宗も后のためうさぎの図柄で磁器を作りました
帝の人柄が良く出ていますが封建君主の人間性や思いやりは現代中国では許されないのでしょうか
南宋 官窯


後世に名を残す兄章生一 弟章生二
また金糸鉄線とはどんなものだったのでしょうか


哥窯には2通り伝承があります きんの工人と南宋期龍泉窯の人というものです
哥窯の哥には兄、親父、親分の意味がありのち哥哥窯と呼ばれたそうです
本土コレクターの説明に
唐代中に誕生というコメントを見てヘーと思っていました
100人が100人博物館のコメントを拝借している中で
面白いことを言う人だと記憶しています
金糸鉄線はそんな感じです
100人に一人でも知っている方がいる、また書き込みもあるのはすごいことです

ついでに
きんのお話 きんの出土品はとても珍しいと書いていた人
去年まで日本のヤフーにも出していましたが、あきらめたのでしょうか きんの事がずいぶんあり参考にしていました
残念です 悪貨は良貨をなんとやら ええ、駆逐(くちく)する つまり良心的な業者は追いやられるという見本です
もちろん悪い業者は追放ですが

もう一人、
汝のコレクターの方 
もう、やはりあきらめたようです ずいぶん珍しい物も多く集めている方ですが 現在 大型の物は清代復古品と考えております

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