南宋 宋銘
2013/04/19

再会の祈り 高宗 皇太子期にのみ焼かれたものと、思われる。

従来、その名すら聞かず、存在すら知られていない。中国磁器の世界は、謎ばかりです。
3年後、国を興し、皇帝となり、宮廷磁器をつくります。修内司窯です。

銘の宋の文字。徽宗官窯の宋の文字に良く似ています。こういう流れで、当時の磁器を眺めるとき、
真品を探す作業も、楽になります。真実を、知る人々は、存在する、伝える人々はいる、そういうことでしょう。
邪心妄信をしばし捨て、私達になしうることは、静かに、謙虚に眼前のものに、向き合うのみです。

高宗 皇太子の時期
黒柚を大きく見る
高宗 皇太子の時期
金茶柚を大きく見る
高宗 皇太子の時期 きさきを偲ぶ
左向きの皇太子  官窯ダイジェスト

各地、民窯が協力したのだろうか。高宗はきさきを“可愛いうさぎ” と呼んでいた
この銘は高宗の個人的な用途で作られたと思われる。









左向きの龍 
窯はどこでしょう

















 
百花繚乱

 高宗コレクションをお楽しみ下さい

千載不決の議の皿   后を見る  コピーは近世になってと思われる  共に吉州窯です

子を失う悲しみ  龍1 龍2のちきぬた

南宋の面白さは初代皇帝 愛妻家高宗につきます 彼は良い右腕(宰相)が幸運にも居ました
高宗の人間的成長を磁器の発展を通してうかがい知れます
これほど国の始めから終わりまで磁器が残るのは何故でしょうか 
パパ徽宗帝の反面教師的教訓 危機管理からでしょうか

強いナショナリズムの台頭 失地回復の思い

同時期に金でも同じ現象が現れさながら南北朝
南宋期は70年余りが金、100年ほど元が支配 
やがて龍と鳳凰は中国支配者のシンボルとなります

五代一覧

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Southern Song Dynasty Guan ware
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